4月6日(日)から15日(火)までの10日間、春の全国交通安全運動が始まります。警察や自治体が中心となって各種の取り組みが行われますが、特に、警察の交通取り締まりが強化されます。
ただ、闇雲に取り締まりを行なっているわけではないのです。安全運動の全国重点の中で重点的に取り締まりが行われるのは・・・
今回の交通安全運動では、3つ運動重点が示されています。その中でも、運送業に携わる方々に関係するのは、
「歩行者優先意識の徹底とながら運転等の根絶やシートベルト・チャイルドシートの適切な使用の促進」
という重点項目で、
1 運転者の歩行者優先意識等の徹底
これは、主に横断歩道等で歩行者がいる場合に歩行者優先義務に違反する運転を取り締まるということです。横断歩道に歩行者が差し掛かっている時は、徐行し横断するかどうかを確認しながら運転しないといけません。
2 ながら運転の根絶
これは、携帯電話を使用しながらの運転の取り締まりを行うということです。運転中は、携帯電話で通話することに加えて、携帯電話の画面を見る、携帯電話を握る(把持する)行為が取り締まり対象になりますので、携帯が鳴ったら、安全な場所に停車して出るようにしないといけません。
3 飲酒運転の根絶
運送業のプロは、運転前に飲酒検知を義務付けられていますが、特に注意しなければならないのは、二日酔い運転です。翌日の乗務を控えている時は、深酒をしないように注意が必要です。酒気帯び、酒酔い運転はドライバーにとって致命傷になります。
4 妨害運転等の防止対策
これは、あおり運転の取り締まりを強化するということです。最近は、どの車にもドライブレコーダーが取り付けられています。車間距離を取って、あおり運転されたと通報されないように余裕を持って運転する必要があります。
他にもいくつか重点項目が挙げられていますが、運送業のドライバーが注意しなければならないのは、横断歩道、携帯、酒、あおりの4つです。これらの違反が重点的に取り締まられます。
もちろん、安全運動期間中だから注意するのではなく、普段の乗務でも、マイカーの運転でも注意しないといけないことではありますね。
安全運動期間中は、早朝から深夜まで主要交差点などで警察官による交通監視や取り締まりが横断的に行われます。
違反切符を切られ、大事な点数を失うことのないようお互いに安全運転に努めていきたいですね。
コメントを残す